京都と並ぶほど和菓子に溢れている島根では、昔からたくさんのお茶菓子があります。そのどれもが美味しいだけでなく、見た目も美しいのでどれにしようか迷ってしまいますね。その中でもこれを選べば間違いない！という5つを紹介していきます。
若草
松江藩七代目当主の松平不昧公が気に入っていたお茶菓子だと言われています。その名の通り、春を思わせる萌え木色のそぼろがまぶされていて見た目も爽やかなお菓子です。コシのあるもち米で作られた求肥は、ゼリーのような弾力と歯切れのよさです。もともとお茶菓子として作られているので、しっかりとした甘さでお茶菓子にうってつけです。疲れているときに食べれば、ほっと一息がつける、そんな一品です。
賞味期限は季節にもよりますが10～15日程度です。
姫小袖
創業250年を越える老舗「一力堂」の自慢のお菓子です。当時は松江藩御用達であり、他所での販売を禁じるほど特別なお菓子でした。小袖の名前の通り、紅白に色付けされた表面には呉服の文様の1つである綸子があしらわれており、見た目も可愛らしいお菓子です。殿様に供されたこのお菓子は今では茶道家をはじめ、地元の多くの方に愛されているお菓子です。
高級砂糖和三盆で作られたこしあんは上品で、口に含んだ瞬間ほろりとくずれます。優しい触感なのでお子様や年配の方でも安心して食べてもらえます。
賞味期限は15日程度です。
彩文
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| 彩文 彩雲堂 |
雲の切れ間から降り注ぐ後光のような光をイメージして作られました。紫（白ごま）、黄色（柚子）の2色があるのは、時間や角度によって変化する色彩を表現しています。それぞれの餡を求肥で挟んでいるので、もちもちとした触感です。
細長いスティック状なので少しずつ口に運ぶことができ、お子様や年配の方でもゆっくりと味わってもらうことができます。
お茶うけはもちろんのこと、ブランデーやウイスキーのおつまみとしてもおすすめなので、お酒を好まれる方へのお土産にしてもいいかもしれません。
賞味期限は季節にもよりますが20～30日程度です。
路芝
明治23年に創業した老舗「風流堂」が誇るお菓子です。ひねりを加えて作られたこのお菓子は、一風変わった見た目をしていますが、これは雪の下から草が顔を出している姿を現しています。春の訪れを感じさせるお菓子なのです。
外側は堅めですが、内側はふわっとしており触感の変化を楽しみことができます。甘いだけでなく白ごまの風味も絶妙です。
月照寺では抹茶と共に供されており、濃いお茶との相性はバツグンです。
賞味期限は15日程度です。
出雲三昧
一子相伝で伝えられてきたこのお菓子は、風味の良い落雁、粒のしっかりした羊羹、もっちりとした求肥の三段重ねとなっています。それぞれの異なる触感が口の中で絶妙に調和しするのは、職人技ならではです。一見素朴でありながら、手間暇惜しまずに作られたお菓子なのです。
お茶菓子でありながら甘さは控えめで、上品な味わいです。一度食べたならやみつきになる優しい和菓子で、甘いものが苦手な人にも喜ばれる一品です。
賞味期限は10日程度です。
紹介：wjkct977さん
まとめ
島根の定番お菓子を5つに絞って紹介しました。お茶文化が発達した松平藩ということもあり、お茶菓子の種類が多く、そのどれもが絶品です。リピーターが続出する銘菓ばかりですので是非お土産として選んでみてください。
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